タパス(苦行)について
        
          ヨガにおけるタパスとは、苦行のことです。
          
          しかし、これは苦しいことをするといった単純な意味ではありません。規律や自制といったふうに考えたほうがわかりやすいでしょう。
          
          例えば、朝早くに起きてヨガをやるというのも1つのタパスにあたります。朝早くに起きるのは誰もが辛いことです。しかしその辛い厳しいことをあえて実践していくのです。それがタパスです。したがってタパスは肉体を痛めつけるようなものではありません。
          
          伝統的なヨガでは、月に2回、新月と満月の3日前に断食が行われます。
          
          断食は、タパスとシャウチャーの良い例です。このような訓練は、自信と意志力を養成します。
          
          タパスを実践することによって、不純な部分が取り除かれ、特別な力が体と感覚器官に湧いてきます。
          
          
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