ヨガインストラクターの資格として、時々耳にする全米ヨガアライアンス(Yoga Alliance)の資格、もしくは認定というものがあります。
では、この全米ヨガアライアンスとはいったい何なのでしょうか?
それは任意の非営利団体です。
そして全米ヨガアライアンスは自らが、ヨガインストラクター養成講座を主催しているわけではありません。
全米ヨガアライアンスはあくまで認定機関です。
少し混乱するかもしれませんが、全米ヨガアライアンスは、ヨガインストラクター養成コースを開催しているスクールを認定しているのです。
全米ヨガアライアンスでは、独自にヨガインストラクターとしての基準を設けています。 そして、その基準に適したヨガインストラクター養成資格コースを実施している学校を全米ヨガアライアンス認定校としています。
全米ヨガアライアンス認定校になるためには、指定された基準を満たさなければなりません。その上で、全米ヨガアライアンスへ、必要書類と費用を用意し、認定校の登録申し込みを行います。
全米ヨガアライアンスの認定基準に関しては、例えば、アーサナやプラーナーヤーマなどヨガの実技に関して80時間、ヨガの哲学などに30時間といったかたちです。
これらの基準は大枠のみで、項目はある程度指定されていますが細かい内容の部分は、ヨガインストラクター養成コースを開催するスクールによって違ってきます。
したがって、全米ヨガアライアンスの認定校であればどこも同じかと言えば大きく違います。 大まかな項目は同じでも指導内容は大きく違います。
全米ヨガアライアンス認定のヨガインストラクター資格を取得するにあたって、それぞれのヨガスクールやヨガ教室のコース内容がスクー大きく違うので、スクール選びが大切になります。
<失敗しないヨガインストラクター養成の選び方>
たくさんのヨガインストラクター養成資格取得講座があり、どのヨガスクールが良いのか迷ってしまいます。ヨガインストラクター養成資格で失敗しないために、ヨガスクールは慎重に選びましょう。
全米ヨガアライアンス認定校のヨガインストラクター養成で所定のコースを修了すると、全米ヨガアライアンスに全米ヨガアライアンス登録インストラクター(RYT: Registered Yoga Teacher)として登録することができます。
全米ヨガアライアンス登録ヨガインストラクターになると、まずあなたの情報が全米ヨガアライアンスのホームページに掲載されることになります。さらに全米ヨガアライアンスのRYTのロゴマークを使えるようになります。
これらは全米ヨガアライアンス登録ヨガインストラクターになるメリット(利点)ですね。
全米ヨガアライアンスは、良く知られているヨガの資格です。しかし、その資格を取得しておかなければ、ヨガインストラクターになれないかと言えば、全く違います。全米ヨガアライアンス認定を取得していないかたでも、ヨガインストラクター(指導者)として活躍しているかたがたくさんいます。
全米ヨガアライアンス認定スクールで、ヨガインストラクター養成コースを修了することにより、ヨガインストラクターとしてある一定レベルに達しているということができます。しかし、それはあくまでも印でしかありません。
結局、ヨガインストラクターになるためには、どれだけヨガを習得しているか。そして、それを生徒の方に上手く伝える技術があるかどうかが重要になります。
全米ヨガアライアンスの認定を受けるには、180時間の学びが必要となります。180時間というと集中的に毎日受けたとしても約1ヶ月は必要です。簡単なものではありません。全米ヨガアライアンスの認定どうこうというより、180時間学んだことがヨガインストラクターとして自信になるかもしれません。
ちなみに短期間で全米ヨガアライアンスの認定を手っ取り早くとりたいと考える方もいるかもしれません。しかし、それは無理です。なぜなら学ばないといけない時間数が決められているからです。
もし全米ヨガアライアンスを短期で取れるヨガインストラクター養成コースがあれば、本当に全米ヨガアライアンスの資格が取れるか確認してください。
まとめ:
・全米ヨガアライアンス認定は必ずしも必要ではない。
・全米ヨガアライアンス認定でいくつかの利点がある。
・全米ヨガアライアンス認定によりヨガインストラクターとしての印になる。
・全米ヨガアライアンス認定の資格は短期では取得できない。
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