サマーディはパタンジャリのヨガ八支則の最後の部分です。
パタンジャリのヨガ八支則はヨガの実践者にとって最も重要な実践項目で、その最後の8番目がサマーディです。
これら8つの実践項目は、最初のヤマ(Yama)から順番に行っていかなくてはなりません。
そうすると、最後の8番目が最も重要で、最も難しいと考えることができます。
サマーディは1から7番目までの実践を通してようやくたどり着けるものなのです。
ではサマーディとは何でしょうか。
これは八支則の中の他の7つとは全く違ったものです。
大きな違いは、他の7つの項目はヨガの実践者が自ら実践していくものですが、サマーディは実践することができません。
例えると仏教でいうところの悟りと似たものとなります。
悟りは実践できるでしょうか?
できません。
悟りとは、仏教の様々な訓練、修行を通して到達するものです。
それと同じようにサマーディも実践することができません。
ヨガの様々な技術の実践を通して到達するものです。
サマーディとはヨガの目的であり、パタンジャリのヨガ八支則の最終目標です。